Pocket
LINEで送る

アルファード30系後期でSCパッケージになりますが、私の場合普段の使用では4人家族のため、運転席と助手席、2列目の席の4席しか使用しないため、3列目は使用しません。今回第一弾として3列目の席をフラット化して、ベッド兼棚として使用出来るようにDIYしていきたいと思います。今後は、第二弾として運転席と助手席のうしろからフルフラットにして車中泊が出来るようにDIYをしていき、第三弾として作った板のクッション材の取り付けを考えています。DIYに使用する材料はイレクターパイプを選びました。もちろんDIYなので出来るだけ安く作っていきたいのはもちろんです。
先ずは現状の席がどうなっているのかを見てみます。

現状シートアレンジ

3列目通常状態

3列目席を出した状態で2列目席を一番うしろにした状態ですが、2列目は椅子も倒せてかなりゆったりと乗ることが出来ます。しかし、この状態では3列目の足部分に隙間がほとんど無いため3列目に人が座るには厳しい状態。荷物を置くにしても積みづらいので、3列目が無駄になってしまいます。

3列目跳ね上げ状態

この状態は荷物がかなり載せられますが、2列目を倒すと3列目に干渉してしまい、ほとんど倒すことが出来なくなってしまいます。

3列目背もたれ倒し状態

こちらの状態、2列目席はかなり倒すことが出来るため、ゆったりととても良い状態です。うしろから見ると荷物も3列目の上を使用すればかなり載せられそうですが、この3列目のシートカバーの裏側が空洞になっていて、ベコベコします。正直この上に荷物を置くのはシートのカバーが駄目になってしまいそうで使用することが出来ません。ただこの問題さえ無くなれば荷物も詰めるし今までの中で一番良い状態。

3列目棚状態

そこで、この部分に棚をDIYして、2列目も快適に荷物も詰めるようにしていくのが一番良いと考えました。

3列目フラット化完成

3列目棚取付状態

先に3列目棚の完成形をお見せします。正確には板にクッション材を使用して、アルファードのシートに使用している合皮に近い素材を巻こうと考えているので、9割完成の状態ですが、そちらは最初にも記載しましたが、2列目までフラットにしてから第三弾で考えています。

どうですか?このような感じで、とても良い棚が出来ました。車中泊を考えていない方でも、第一弾のここまでだけやれば、2段の棚として荷物が詰めて4人がゆったりと乗れるアレンジが出来るようになります。その場合棚の高さももっと低く出来るので背もたれは更に倒せます。
それでは今回用意した材料と自分が購入するにあたり、作成した簡単な設計図を見ていきましょう。

3列目フラット化作成

3列目棚設計図

今回棚を作る素材は、先にも書いた通りイレクターパイプを使って作成していきます。先ずはイメージ出来るように私がアルファードの寸法を測って、作成した設計図を載せておきます。必要であれば印刷して使ってみてください。私が見やすくわかりやすいように書いただけなので、わかりずらかったら申し訳ありません。参考程度に使ってください。最後に注意点も書いておきます。

↓↓↓PDFデータ【アルファード後部(3列目)棚DIY】

alphard_flat_10

こちら初めに作成したものでは無いのですが、実際にホームセンターに行き、在庫があるもので必要な長さが取れるよう実際に買ってきた材料です。今回作る長さが取れれば良いので、在庫があれば出来るだけ長いパイプを買ってカットした方が、価格は少しですが抑えられます。

購入商品

こちらが買って来た物になります。

  • イレクターパイプ(1500mm)×2
  • イレクターパイプ(1200mm)×7
  • イレクターパイプ(600mm)×4
  • ジョイント(JG-11A)×8
  • ジョイント(J-12A)×4
  • ジョイント(J-7C)×2
  • ジョイント(J-103)×12
  • 塗装合板イエロー2×6(約600×1800×12mm)
  • パイプカッター

パイプカッター

イレクターパイプを使用するに当たり必ず必要なのがパイプカッターです。今回イレクターパイプは標準の28mmのパイプを使用しますので、28mmが切断出来るものであればどれでも構いません。ホームセンターに売っているものは結構値段がしますので、私はアマゾンでこちらの商品を注文しました。

WORKPRO パイプカッター 切断能力3~32mm 亜鉛合金ボディー 合金鋼ブレード 硬度HRC58 替刃1枚内蔵 面取りブレード付き 銅管・アルミ管・塩ビ管対応可能

https://amzn.to/3OtkVbD

とても安価で、今回の作業でも使いまくりましたが耐久性も今のところ全く問題ありません。

イレクターパイプ

イレクターパイプは設計図にもあるサイズを購入、これに関してはホームセンターの在庫にも影響されますので、在庫があるもので調整すれば問題ありません。全長さとして13800mm(m=13.8M、cm=1380cm)必要ですので、上手く必要材料を切り出せる長さで用意します。

ジョイント

ジョイントに関しても設計図にあるものを購入しました。ジョイントはイレクターパイプよりもホームセンターの在庫が重要になります。無いものはホームセンターで取り寄せが一番効率良いと思います。矢崎化工株式会社が運営するオンラインショップの「yazaki shopping」がありますが、こちらは送料がかかるため頼みませんでした。こういったDIYをしていると必ずホームセンターに何度か足を運ぶことになると思いますので、電話で取り寄せ出来るところで取り寄せて、行くついでに商品を受け取るのが一番お金がかかりません。今回私が一番お世話になったホームセンターが「ビーバートザン」さん。どこのホームセンターより融通がきき、電話1本で取り寄せもしてくれて本当に助かりました。近くの地域に強いホームセンターは心強いと感じました。ビーバートザンさんはコーナンのグループなので、コーナンさんでも出来るのかな?参考までに。
写真で足に使う部分で違う種類の物が混じっていますが(J-103とJ-49)、在庫が無く代替えで使用しようと思いましたが、足にかかる重量を考えてJ-49の使用はやめ、J-103を取り寄せて同じ物を揃えました。

JG-11A

J-12A

J-7C

J-103

※写真右J-49は使用していません。

塗装合板

上に敷く板ですが、私は塗装合板イエロー2×6(約600×1800×12mm)を選びました。強度的にもしっかりしてそうだったのと、価格が安価で購入しやすかったです。今回使用したいサイズは600×900なので、写真にもありますが、購入品のサイズが約600×1800×12mmで、1枚だけ購入し、半分に切るだけなので、加工料金も50円と安く出来ました。

購入価格

さて、肝心の購入価格ですが、レシート写真を付けます。

価格は全部で12,231円(+1,944円)、多少間違えて買ってしまった物(足部分のジョイント)も入っていますが、大体12,000円ほどかかりました。最後にある1,944円ですが、こちらはジョイントの「J-143」という商品なんですが、強度プラスと思って購入しましたが、特に必要では無さそうでしたので、上記説明にも入れていません。
商品としてはこのようなジョイントです。

強度を少しでもあげようと購入しましたが、無くても問題なさそうなので省きました。

棚作成

イレクターパイプのカット、ジョイント組立

棚の作成に関しては、設計図通りの寸法にカットして組み立てれば終了です。色々なパーツがあり、他のパーツを使った方法もありますが、私はどうしても「JG-11A」を使用して作りたいと思いました。最終的にはフルフラットでベットにする計画なので、人が上に乗っても安心な強度が欲しかったからです。「JG-11A」を使用すれば完全にイレクターパイプの上に板が乗せられるので、他のパーツを使うより強度があると判断しました。

パイプのカットはとても簡単で、子供にも手伝ってもらいましたが、子供でも簡単に切断する事が出来ました。ただし滑り止めの付いている手袋は必須です。
パイプをカットして組み立てて行くとこのような骨組みが完成します。

後は板を乗せるだけ。

これを左右対称にもう一つ作成します。

これで完成。後は接着していくだけ。

イレクターパイプ、ジョイントの接着

接着ですが、サンアローというイレクターパイプの接着液を使用していきます。注意しなければいけないのが、すべてを接着してしまうとバラせなくなるのでバラした時に収納しやすいように必要な部分だけ接着していきます。

見にくくて申し訳ありませんが、写真のようにピンク部分をジョイントと接着して固定、青いイレクターパイプ部分と緑のイレクターパイプ部分は接着しないことで、コの字の部分が3つと、イレクターパイプでバラせるようにしました。これなら使用しない時でもかさばらずに収納出来ます。

しかし、ジョイントはどうしてもゆるい部分が出てしまい、簡単に抜けてしまうところが出て来ます。これの対策として、イレクターパイプのジョイントに付ける部分に写真のような感じで養生テープを使用しました。これでゆるい部分がきつくなり、簡単には抜けなくなります。

終わって知った苦労した所

設計図をみて、気づかれたかと思いますが、足に使用するイレクターパイプが600mmと575mmの2種類の長さを使用しています。これが苦戦した箇所ですが、ジョイントのJG-11AとJ-12A&J-7Cの付けた時の長さが異なります。

このように高さが合わないので、J-12A&J-7Cに使用するイレクターパイプを25mmカットしました。

そうすると、高さが合います。JG-11A以外に使用するイレクターパイプは25mmのカットが必要です。

最後に

さて、以上が3列目シート部の棚DIYですが、やって気づいたことがこの高さだと結局2列目の背もたれが目一杯倒せません。私は2列目までのフルフラットを計画しているため、現状では少し高めに作成しています。もし3列目の棚だけの作成であれば、3列目の背もたれを畳んだ状態のギリギリまで足の長さをカットすれば良いだけなので、この作成寸法でも参考になるかと思います。2列目までフラット化は、2列目をまだ作成していないので、実際作って2列目の肘掛けの高さに余裕があれば、ギリギリまでカットしようと考えております。現状で高さをカットしてしますと、最終的に何か合ったとき修正が効かなくなるので、第二弾の時に後どれぐらい下げられるのかを検証してみます。
それでは次回は2列目のフラット化をやっていきますので、完成したらアップいたします。
以上「アルファード30系後期(SCパッケージ)、車中泊フラット計画後部(3列目)編DIY(イレクターパイプ)」でした。

Pocket
LINEで送る